私自身もファンである勇猛で華々しい原曲の雰囲気を、
少人数でもそのまま出せるよう心がけ編曲しました。
全体的にそのフレーズや音楽の要求する情景や感情を想像して音色に反映させる事が、
この人数で大編成に対抗するポイントになると思います。
全体の音楽に置ける自分の役割もよく考えましょう。

フレーズ毎のメリハリをしっかりさせ、
アクセントとスラーははっきり分けて演奏しましょう。
クレシェンドやデクレシェンドも各々でやるのではなく
全体で出来るよう相手の呼吸をよく聞くと良いです。
書かれたアーティキレーションは良く考察してから音を創り、
何も書かれていない音符でもそれがどういう音符なのか一つ一つ考える事が
最終的に音楽をより豪華にする事へ繋がると思います。
木管にはブレスのため原曲にある音符を削っている箇所がありますが、
雰囲気を損ねないようにブレスしましょう。
それから休符やタイによって裏拍から音符が出る事が何度もありますが、
そこは少人数だからこそしっかりアタックを揃えフレーズにアクセントを加えて欲しいです。
基本的にどのパートも2ndを1stより簡単に編曲しました。
打楽器は3名以下の場合指揮者と相談して使う楽器を決めると良いでしょう。
少人数でも煌びやかな花を咲かせて頂ければ冥利に尽きます。 （山本慶太朗）