シエナ・ウインド・オーケストラ20周年記念コンサートの
セレモニー幕開けのために書き下ろし、演奏された曲です。
このファンファーレの個性的なところは、
ファンファーレといえばいきなりジャーンと響くファンファーレが多いのですが、
低音楽器から徐々に構築していき本編に入ります。
まさにシエナ・ウインド・オーケストラが佐渡裕氏を中心に、
じっくりじっくりと20年をかけて積み上げてきた音楽のキャリアを、
コツコツと積み上げてきたイメージを曲にしました。
音楽に対して誠実に取り組んできて、
今のシエナの姿があるイメージと重ねてみたのです。
この曲は難易度が高いのですが、様々なコンサートのオープニングを飾るには、
とても聴き応えのある曲だと思います。
演奏上の注意点は、各パートがうやむやに演奏しないということです。
フォルテの部分はしっかりと発音して、歯切れよく演奏すると良いでしょう。
タイトルのプラチナというのは、高貴な輝きという
気持ちを込めて演奏してほしいという意味でつけました。