「アンティフォナ」とは、「交互に歌う」と言う意味で、
元々はキリスト教聖歌の歌う隊形の１つですが、
この曲では、いくつかのモチーフが交互に歌い合う
イメージで書きました。

この曲を録音したCDでは、ソプラノ、アルトが上手、
下手に別れて演奏していますので、
左右のスピーカーから聴こえて来る音の方向性を
楽しんで頂ければと思います。
ステージでは、アンサンブル的には2本のソプラノ、
アルトは隣に並んだ方が、アンサンブルしやすいですが、
題名からの効果をねらうのであれば、
左右に分かれた方が効果的だと思います。
演奏に関しては、冒頭など、旋律が2本のソプラノに
分担されていますので、動いている部分を
線で結ぶとメロディーラインがつかみやすくなると思います。（福島弘和）