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管弦楽や歌劇を吹奏楽にアレンジした好評シリーズ第8弾!
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ディスクの仕様 | ||||
種別 | CD | 本編再生時間 | - | |
発売元 | ブレーンミュージック | その他 | - |
【特徴】
第8弾は、森田一浩氏が2007年に埼玉県立伊奈学園総合高等学校吹奏楽部のために全体の約半分ほど編曲していたものを、
2010年陸上自衛隊中央音楽隊のために全曲版として完成させた表題曲、R.シュトラウス作曲 『歌劇「ばらの騎士」組曲』を
はじめ、コンクールでおなじみのR.シュトラウス作曲『楽劇「サロメ」より 7つのヴェールの踊り』、
A.グラズノフ作曲『バレエ音楽「四季」より 秋』などが新アレンジで登場。全7作品。
【陸上自衛隊中央音楽隊プロフィール】
陸上自衛隊中央音楽隊は、昭和26年6月、陸上自衛隊の前身である警察予備隊の音楽隊として発足し、
以来約60年にわたって日本を代表する吹奏楽団として演奏活動を行っています。
主な活動は、首都圏で開催される年3回の定期演奏会及び室内楽演奏会、全国各地へのコンサート・ツアーや
オフィス街におけるコンサートの他、陸海空自衛隊合同コンサート、日本武道館で行われる自衛隊音楽まつり、
スクールコンサートなど多岐にわたり、全国の陸上自衛隊音楽隊員に対する教育も担当しています。
また、防衛大臣直轄の音楽隊として、迎賓館赤坂離宮における国賓・公賓の歓迎行事での演奏や国家的行事に
数多く参加しており、近年では、“FIFA ワールドカップ・サッカー”、“世界陸上大阪大会”、
“F1日本グランプリ”などにおいて華やかなファンファーレとパレードで行事を盛り立てました。
その他、21世紀の吹奏楽“響宴”や2008 Japan Band Clinicへの出演をはじめ、アレンジ曲、オリジナル曲の
CD録音にも精力的に取り組んでおり、これらの功績に対して、2008年4月、(財)日本音楽教育文化振興会より
第18回日本管打・吹奏楽アカデミー賞「演奏部門」を授与されました。
【収録内容】
歌劇「ばらの騎士」組曲 | |||
演奏/陸上自衛隊中央音楽隊 指揮/隊長 1等陸佐 武田晃、副隊長 2等陸佐 樋口孝博 |
試 聴 | ||
バレエ音楽「四季」より 秋/アレクサンドル・グラズノフ(編曲:佐藤正人) バレエ音楽「四季」は導入部から第1場 冬(登場人物? 霜・氷・霰・雪) 第2場 春(バラの踊り・小鳥の踊り)第3場 夏(矢車菊とケシのワルツ・舟歌・変奏曲・ コーダ)と続き、第4場 秋は終曲にあたります。チャイコフスキーを彷彿させる抒情的な 美しさと終曲らしい色彩感あふれる華やかさを兼ね備えています。 この編曲は1980(昭和55)年度、秋田市立山王中学校吹奏楽部の全日本吹奏楽コンクール 自由曲として依頼されたのが最初で、今回30年ぶりに原調で再アレンジしています。 |
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1 | I. Bacchanal | 4:15 | |
2 | II. Petit Adagio | 3:30 | |
3 | III. Finale | 2:18 | |
4 | 歌劇「トスカ」第一幕より/ジャコモ・プッチーニ(編曲:後藤洋) この作品は2010年、石川県の金沢市立工業高等学校吹奏楽部のコンクール 自由曲として編曲されたものです。 全体は 【1】歌劇の導入部 【2】トスカとカヴァラドッシの二重唱(シーン5) 【3】脱獄してきたアンジェロッティがカヴァラドッシと教会で再会する場面 (シーン4) 【4】スカルピアに嫉妬心をあおられたトスカの嘆き(シーン9) 【5】教会に集まった人々が歌うテ・デウムとスカルピアの独白 (第1幕フィナーレ) で構成されています。それぞれがコンサート・ピースとして独立できるような 構成です。 |
7:01 | |
5 | 歌劇「ジャンニ・スキッキ」より アリエッタ「私の優しいお父さん」 /ジャコモ・プッチーニ(編曲:近藤久敦) 歌劇「ジャンニ・スキッキ」は、プッチーニのオペラの中で唯一の喜劇で、 1918年に作曲され彼の最高傑作とされています。プッチーニの多くの歌劇の 中でも特に有名なこのアリアは、「優しいお父さま、私はあの人が好きなの。 もし駄目ならば河に身を投げてしんでしまう」と父ジャンニ・スキッキにむけて 娘ラウレッタが恋人との結婚の許しを願い歌われるものです。 |
5:13 | |
6-7 | 幻想曲とフーガ ハ短調 /ヨハン・セバスティアン・バッハ(編曲:エドワード・エルガー /吹奏楽編曲:飯島俊成) 「幻想曲とフーガ ハ短調」は、常々バッハを偉大な作曲家と考え、 その音楽に深い関心を抱いていたエルガーが、「もしも今の時代にバッハが 生きていたら、現代のオーケストラという手段を使って、どれほど絢爛豪華で 衝撃的な音楽を書くことができたかを示してみたい」と思い、熟練の 管弦楽技法を駆使して、原曲のオルガン曲(BWV537)をハープまで加えた 大規模な管弦楽用に編曲した作品で、1922年に完成、 作曲者自身の指揮で初演されています。 |
5:16 | |
3:54 | |||
組曲第5番「ナポリの風景」/ジュール・マスネ(編曲:鈴木英史) ジュール・マスネ(1842-1912)はフランスのロマン派を代表する歌劇作曲家で、 「ウェルテル」「マノン」「タイス」など、 数多くの傑作を残しています。 有名な「タイスの瞑想曲」の作曲者といえばその作風がわかるのではないでしょうか。 この組曲は、ナポリの民族舞踊タラテッラの音楽で開始され、宗教の行列と、 それに割って入る即興的で世俗的な 音楽をはさんで、ナポリの香気が感じ取れる ような祭の音楽で締めくくられます。 1998年に札幌市立南ヶ丘中学校吹奏楽部の 依頼により編曲されました。 |
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8 | I. La Dance(踊り) | 2:39 | |
9 | II. La Procession et L'Improvisateur(行列と即興詩人) | 2:28 | |
10 | III. La fete(祭り) | 2:56 | |
11 | 楽劇「サロメ」より 7つのヴェールの踊り /リヒャルト・シュトラウス(編曲:森田一浩) 「サロメ、7つのヴェールの踊りを踊る」…楽劇の原作であるO.ワイルドの 戯曲には、こう1行のト書きが書かれてい るだけです。 「7つのヴェールの踊り」と題されていますが、全体が7つの部分から成って いるわけではありません。 流麗なメロディーと濃厚なハーモニーは リヒャルト・シュトラウスの音楽に共通した特質ですが、全篇にわたって 打楽器を多用し、リズムを明確に打ち出していることもこの作品の重要な 方向性です。初めコンクール・カット版の 形で津幡町立津幡中学校 吹奏楽部のために書きましたが、このCDのために全曲を書き下ろしました。 |
9:46 | |
12 | 歌劇「ばらの騎士」組曲/リヒャルト・シュトラウス(編曲:森田一浩) 全3幕のオペラ「ばらの騎士」は、上演時間約3時間20分。組曲は そこからほんの一部分が抜粋されたものですが、 それでも演奏に 約22分かかります。オーケストラならまだしも、吹奏楽でこれを演奏する にはかなりの体力が必要です。 “組曲”と題されてはいますが、全体は切れ目のないセレクション・スタイル となっているため、ますます大変 です。しかし、22分があっと言う間に 過ぎてしまうほど、実にすばらしい音楽に満ちあふれています。 苦労してでもぜひ演奏してみたい─そう思わせる魅力を持っているところが、 やはり名作の名作たる所以なので しょう。 はじめ2007年に埼玉県立伊奈学園総合高等学校吹奏楽部のコンクール 自由曲として編曲され、全曲は2010年になって陸上自衛隊中央音楽隊 第130回定期演奏会のプログラムとして完成し、同年7月に武田晃隊長の 指揮で演奏されました。 なお、カット版編曲当初は前半部分を半音 下げていましたが、全曲演奏に際してすべて原調に統一されました。 |
22:21 |
[12] 収録日:2010年7月25日/収録場所:東京芸術劇場 大ホール にてライヴ録音