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大人気「小編成レパートリー・コレクション」シリーズ第4弾!
今回はオリジナル曲の新譜を中心とした全9曲。コンクールだけではなく、演奏会など様々な場面で使える曲を収録。
【この商品はCDです】
ディスクの仕様 | ||||
種別 | CD | 本編再生時間 | - | |
発売元 | ブレーンミュージック | その他 | - |
【特徴・仕様】
タイトル通り「恋する蝶」の生き様を描いたタイトル曲、井澗昌樹作曲「恋す蝶」は日本吹奏楽界に一石を投じる意欲作。
コンクールにお勧めなのが広瀬勇人作曲「レパントの海戦」。最小16人で演奏できるこの曲はオプションパートが多く
バンドにあわせて編成を作りやすい実用的な曲であるうえに、曲自体も非常にドラマチックな作品。
また秀逸な編曲で小編成とは思えない「深み」を感じさせてくれる小野寺真編曲「喜びの島」も必聴です。
その他、後藤洋、福島弘和、八木澤教司、坂井貴祐、西邑由記子といった豪華邦人作曲家陣によるこの小編成作品集は
Vol.1~3と同様、全曲楽譜とタイアップ。コンクール・演奏会での選曲に向けて今後必携の1枚です。
シリーズ前3作とご一緒にご活用ください。
【フィルハーモニック・ウインズ 大阪(オオサカン):プロフィール】
1999年関西で活躍する若手プレイヤーを中心に自主運営の吹奏楽団として結成。2005年フィルハーモニック・ウインズ 大阪
(通称:オオサカン)に改称。同年より、元大阪市音楽団団長の木村吉宏氏が音楽監督に就任。2006年正式に日本初のNPO
法人のプロフェッショナル吹奏楽団として第一歩を踏み出した。楽団結成以来、吹奏楽の新たな可能性を追求し続け、様々な
レパートリーを意欲的に取り入れた演奏会を多数企画・実施するほか、依頼演奏や地方公演、小中高校の音楽鑑賞教室など、
いずれも大変喜ばれている。レコーディングにおいては、「オオサカン・ライブ・コレクション」や自主企画である「ええとこどり」
シリーズなどが、「月刊レコード芸術」誌において特選盤に選ばれるなど高い評価を受けており、依頼によるCD収録も積極的に
行っている。その他、スクールバンドなどの技術指導にも力を注ぎ、モデルバンドや講師として各種講習会を積極的に開催し、
多くの学生の指導にあたっている。2009年に楽団創立10周年を迎え、記念事業として同年7月に初の海外公演となるアメリカ・
シンシナティ音楽院で開催された第14回世界吹奏楽大会(WASBE)にアジア代表として出演。大会のハイライトとなるメインコンサート
では、鳴りやまぬスタンディング・オベーションの中、異例のアンコール演奏を行い各国の関係者から絶大な称賛の声を受けた。
さらに、同年10月にザ・シンフォニーホールで記念定期演奏会を開催し好評を博した。
クオリティの高い演奏活動と、将来を見据えた児童生徒の育成という、2つの重要な側面から吹奏楽界にアプローチし、
その活躍に益々期待の集まる交響吹奏楽団である。
【指揮:木村吉宏(きむら よしひろ):プロフィール】
大阪音楽大学(クラリネット専攻)卒業。クラリネットを中尾信二郎、大橋幸夫、ルドルフ・イエッテルの各氏に師事。
指揮は故朝比奈隆氏の薫陶を受ける。1962年4月大阪市音楽団入団以来、同楽団コンサートマスター、バイス・コンダクターを経て、
1985年4月に同楽団団長に就任。
日本の数少ないプロの吹奏楽団の団長兼常任指揮者として、日本の吹奏楽の発展に努めてきた。
この間、1971年、ザルツブルクのモーツァルテウム音楽院国際セミナーに参加。吹奏楽オリジナル曲の本邦初演に力を注いでおり
数多く行っている。また、管弦楽曲の吹奏楽編曲も手がけ数多く出版され、斯界の高い評価を受けている。尼崎市民芸術賞受賞。
第39回大阪市市民表彰「文化功労部門」受賞。
現在、指揮者として全国で活躍中。元大阪市音楽団団長、フィルハーモニック・ウインズ 大阪 音楽監督。
【収録内容】
小編成レパートリー・コレクション Vol.4「恋す蝶」 | |||
演奏/フィルハーモニック・ウインズ 大阪(オオサカン) | 試 聴 | ||
1 | いつも風 巡り会う空/福島弘和 ■グレード3 青森県の下北半島にある佐井中学校の委嘱作品。青森の海は想像していたより 色鮮やかで海峡からはさわやかな風が吹いていました。佐井中学校の生徒達が 大人になって、巣立った生まれ故郷を思い出す時、まずこの美しい海と空では ないかと思いました。「心はいつも海に向かって、風となって友と巡り会う空」の イメージで作曲しました。曲は分かりやすく、演奏しやすいようになっております。 |
6:38 | |
2 | 吹奏楽のため叙事詩「ジャンヌ・ダルク」(コンクール・エディション)/坂井貴祐 ■グレード3.5 原曲は2部構成、合計約18分ほどの演奏時間を要する作品ですが、 この「コンクール・エディション」では、大幅なカットを施し、約7分半で演奏できる ようにしてあります。制限時間があるコンクールの性質上、ストーリーよりも 作品の統一性を重視しました。(ぜひ全曲版もお聴き下さい→ 「写楽」CD) なお、テーマとなるモチーフは「Jeanne d'Arc」の文字から導き出された音 「E」「A」「E」「D」「A」「C(Cis)」から作られています。 |
8:30 | |
3 | 喜びの島(小編成)/C.ドビュッシー(小野寺真) ■グレード4 最低25人から演奏可能となっています。原曲のピアノ曲を下敷きとして、 モリナーリのオーケストラ版を参考にしながら、フランス音楽的な色彩感が 吹奏楽でも表現できるように編成されています。 |
6:25 | |
4 | レパントの海戦/広瀬勇人 ■グレード3.5 最小16人から演奏できるこの作品では、戦いに臨むヨーロッパ軍の戦士たち、 祖国で戦士の帰りを待ち望む家族たち、オスマントルコ軍の出現とそれに 立ち向かう戦士たちの姿が切れ目なく演奏され、描写的でドラマチックな音楽が 展開されます。演奏にあたっては、テンポの速い部分では疾走感を失わない 様にノリの良い演奏を心掛け、ゆったりとした中間部では、メロディを4小節、 或いは8小節の長いフレーズを感じながら表情豊かに演奏すると良いでしょう。 |
7:13 | |
5 | アベージュ・アルカンシェル/福島弘和 ■グレード3.5 題名の「アベージュ」はネットで「山形弁 フランス語」と検索をしたところ 目に留まった言葉で、「行こう」を意味しております。「アルカンシェル」は本当の フランス語で「虹」と言う意味で、両方を合わせると「あの虹に向かって行こう」の 様なイメージになります。「夢や希望」を持って「あの虹に」向かって行くイメージ 聴いて頂ければと思います。 |
7:26 | |
6 | フニクリ・フニクラ狂詩曲(小編成)/L.デンツァ(後藤洋) ■グレード4 この小編成版は、2000年の大編成版とまったく同じ構成で、楽器編成のみを 縮小した楽譜となっています。特にダブルリード楽器が他の楽器で代替可能に なったこと、トランペット、ホルン、トロンボーンがそれぞれ2パートずつになった こと、打楽器が5人以内で演奏できるようになったことが大きな特徴です。 もし人数に余裕があれば、大編成版を参考にして打楽器の音色を増やすと サウンドがいっそう華やかになるでしょう。 |
6:40 | |
7 | 「フェニックス」~時を超える不死鳥の舞い~/八木澤教司 ■グレード3 “数々の苦難を乗り越えながら成長していく部員たちが、新たなる領域へ一歩 踏み出し、そして次の代に伝えていく”というテーマに基づいて[不死鳥= フェニックス]を重ね合わせた形で描いたものです。少人数で演奏できるコミカル な作品になっていますので幅広く親しんで頂けましたら幸いです。 |
7:16 | |
8 | 恋す蝶/井澗昌樹 ■グレード5 空を飛ぶ生物には、直線的な飛行をするものが多いが、蝶はとても曲線的。 ふわりふわりと舞う姿は優美なのだろうか、不気味なのだろうか。 「恋をしている」という言葉を蝶に準えれば(タイトルは「恋すてふ」の読みに漢字 を当てたもの)、その響きの不思議な一致が何とも切ない。人の想いもまた、 きっと蝶の様に空を舞っているのだろうと、そんな印象を徒然に綴った作品。 |
7:43 | |
9 | Key West Pink!/西邑由記子 ■グレード4 Key West Pnk!は2つの部分から構成されていて、ラテン音楽の代表的なリズム パターンを基本とした、明るく楽しい音楽です。この音楽の最大の特徴はこの ラテンのリズムに絡まる付点のリズムでしょう。各楽器の付点のリズムを正確に 合わせながら、ラテン音楽独特のグルーヴ感を出すことでノリの良い雰囲気を 作り出せると思います。裏拍に乗るつもりでリズムを刻んでみてください。 冒頭に「in Latin mood」とありますが、ラテン系の明るい民族性を意識して熱く 楽しく!という作曲者の思いが込められています。 |
6:33 |
収録:2010年11月30日、12月1日 豊能町立ユーベルホール