●アーティスト:-
●演奏時間:6:10
●編成:吹奏楽
●グレード:4
●作詞:-
●作曲:James Curnow
●編曲:-
●出版社:Hal Leonard
【解説】
ドイツの宗教家マルティン・ルター(1483~1546)が作曲した
有名なコラール「われらが神はかたき砦」をテーマとした幻想曲です。
タイトルの原題はフランス語で、意味は「歓び」あるいは「幸福」。
また同時に、17世紀から18世紀にかけては、
聴き手によろこびをもたらすいきいきとした短い曲のことを
意味する用語として用いられました。
よろこびにあふれた、たいへん効果的な曲です。
この曲では、木管のわきたつような楽しげな動きで開始され、
トランペットとホルンのファンファーレ風な楽句があらわれ、序奏を形成します。
主題となるコラールは50小節めでトランペットを中心に金管にあらわれます。
しかしこれは断片だけで、すぐゆっくりとした中間部に入ります。
再び速くなって、92小節からトランペットとホルンで
コラールの中間部のメロディが断片的に出てきますが、
これをきくと、序奏部のトランペットとホルンのファンファーレ風なメロディが
このコラールの中間部からとられていたことに気づくでしょう。
そして、終わりに近づいたゆっくりとした部分に入って、
トランペットがはじめて高らかにコラールのテーマを奏し、
これに全楽器がテュッティで加わってクライマックスをつくり、コーダに入って終わります。
よろこびにあふれた、たいへん効果的な曲です。
(秋山紀夫)
価格:18,480円(本体 16,800円)
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