【楽曲解説】
この作品は、金管アンサンブル「ブラス・コンセプト」
のCD録音の為に書き下ろした
金管八重奏曲(Trp. 3, Hr, Trb. 2, Euph,Tub)です。
タイトルの「アレハンドロ」は「アレクサンドロス」を
語源とするスペイン語圏の男性の名前です。
作曲者の自由な発想で、架空のアレハンドロ少年が、自分と同じ名前を持つ
アレクサンドロス大王(アレクサンドロス3世、古代マケドニアの王)の
輝かしい栄光を自分の未来になぞらえ、
将来の自分の活躍をあれこれ想像する、
といった光景を描いています。
曲は序奏を加えた急・緩・急の三部形式で、難易度も高くなく、
楽器初心者から上級者まで幅広く楽しんで演奏できる内容となっています。
変拍子の速いノリに慣れ、疾走感とフレーズが感じられる演奏を心掛けると
作品の持ち味が一層際立つでしょう。