【楽曲解説】
前衛的近代アルゼンチン・タンゴの鬼才、
アストール・ピアソラの代表的作品。
日本ではTVCMで取り上げられ爆発的な
"ピアソラ・ブーム"を巻き起こしました。
この編曲は、若手プロ奏者による
吹奏楽団ブリッツ・ブラス(BlitzBrass)のメンバーによる
アンサンブル・シリーズの一環として、
木管五重奏団"Rai-On"より委嘱、書き下ろしたものです。
あまりにも有名な作品なのでいまさら説明の必要もないのですが、 ピアソラらしい特徴的なオスティナートと
哀愁を帯びたメロディーが印象的な傑作です。
冒頭の序奏部分のフーガは彼の
オーケストラ作品「タンガーゾ」より引用しています。
また、この部分でソロ以外の奏者が
ピアソラを特徴づける効果音を担当していますが
「カホン」やその他の実際のパーカッションを
取り入れても面白いと思いますので
工夫をしてみてください。
また、[A]からはホルンが実際に楽器を奏し始めますが、
五線の第4間にある×印(実音A音)に向かって
擬音的にグリスアップしてください。
後半の繰り返しの部分は各奏者が自由にアドリブに挑戦して欲しい部分です。
それに応じて繰り返し回数を増やしてください。