ルネサンス期における宮廷の趣味として多く繰り広げられたルネサンス・ダンスには、
端正な音楽が用意されていました。
ジェルベーズやスザート、プレトリウスらの名作曲家が文字通りの名作を遺し、
クラシック音楽史の重要な流れを作り上げています。

この作品は、古き良きヨーロッパの響きとダンスへのオマージュです。
前奏に引き続き、クーラント(6/4拍子＝大きな2拍子)・パヴァーヌ(ゆっくりな2拍子)
ガイヤルド(軽快な3拍子)・ブランル(快活な2拍子)の各ステップを拝借しています。

なお、吹奏楽作品「シンフォニック・ダンス」の第1曲目を金管5重奏に組み直しています。
原曲とは構成が若干異なる箇所がありますのでご了承ください。
また、譜面には書いていませんが、打楽器パートを追加して演奏しても面白いでしょう。 (福田洋介)